#Special
#Yorokobi Challenge
医療や教育の現場で挑む KIRINの免疫ケア啓発活動
「あなたが、しあわせになる。ひとつ、世界が良くなる。」
そんなメッセージとともに、2024年11月25日に放映が始まったコーポレートCMの第4弾「幼稚園篇」。運動不足や睡眠不足など、現代社会で生活習慣が乱れがちな子どもたちのため、KIRINが幼稚園での免疫ケアの啓発活動を始めた理由とこれまでの活動について、マーケティング戦略部の岸川真と、キリンビバレッジで営業を担当しながら「免疫ケアアドバイザー」としても活動する相馬杏美に聞きました。

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岸川 真
キリンホールディングス
株式会社マーケティング戦略部 主務
2010年にキリンビール入社。大阪や香川で量販店などの営業をつとめたのち、2017年にマーケティング部に異動し、『一番搾り』や『本麒麟』のブランドを担当。現在はキリンホールディングスのマーケティング戦略部に所属し、コーポレートブランドのブランドマネージャーをしている。
2010年にキリンビール入社。大阪や香川で量販店などの営業をつとめたのち、2017年にマーケティング部に異動し、『一番搾り』や『本麒麟』のブランドを担当。現在はキリンホールディングスのマーケティング戦略部に所属し、コーポレートブランドのブランドマネージャーをしている。
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相馬 杏美
キリンビバレッジ株式会社
首都圏統括本部 首都圏流通支社 課長
2008年にキリンビバレッジ入社。マーケティング部で『午後の紅茶』や『世界のKitchenから』を担当したのち、市場リサーチ室に異動。その後、育児休暇などを経て、現在は営業を担当している。また、2023年に「免疫ケアアドバイザー」の社内資格を取得し、企業・学校・病院などで免疫ケアの啓発活動を行っている。
2008年にキリンビバレッジ入社。マーケティング部で『午後の紅茶』や『世界のKitchenから』を担当したのち、市場リサーチ室に異動。その後、育児休暇などを経て、現在は営業を担当している。また、2023年に「免疫ケアアドバイザー」の社内資格を取得し、企業・学校・病院などで免疫ケアの啓発活動を行っている。
※所属は取材当時のものであり、現在の組織名と異なる場合があります。
子どもたちの生活環境を、 少しでもいいものに
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ー今回のコーポレートCMの第4弾では、幼稚園での免疫ケア啓発活動に
フォーカスしていますね。岸川:どうして幼稚園の子どもたちに免疫ケア啓発活動をしているかというと、2020年から続く大きな環境変化の影響で、生活習慣が乱れてしまっているという話をよく聞いていたからです。
外で遊ぶより家でスクリーンを見る時間が増えたりすると、それによって運動不足や睡眠不足が連鎖し、子どもたちの成長にとって大切な時期が、外部環境によって左右されてしまう。それを少しでも改善するために、子どもたちや親御さんたちに正しい免疫習慣を知っていただき、家族で一緒に免疫ケアに取り組んでほしいという想いで活動しています。
子どもたちの免疫力が下がって感染症などにかかってしまうと、子どもがつらいだけでなく、家族や先生たちにも体調不良の影響が出てしまいますよね。その体調不良の連鎖を止めて、大人も子どもも健康でいられる土台づくりを、KIRINとしてサポートしたいと思っているんです。
子どもたちに生活習慣の改善や免疫ケアの大切さを伝えたいと考えたときに、普通に伝えても伝わらないんじゃないかと思ったんです。なので、まずは子どもたちに楽しく理解してもらうためにヒーローものの紙芝居を作って、幼稚園で先生たちに読み聞かせをしてもらうことにしました。

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ー紙芝居の内容を考えるにあたって、3人のお子さんがいらっしゃる相馬さんに相談されたんですよね?
相馬:そうなんです。今回の紙芝居の制作に関しては、私の子どもがまだ保育園に通っていることもあり、小さいうちから知っておいてほしいことなど、さまざまな意見を取り入れていただきました。
そもそも免疫ケアアドバイザーとは、社内で免疫について語れる人を増やしていこうという取り組みから生まれた社内資格です。私自身、独身のときはあまり自分の健康に対して意識をしていませんでしたが、子どもが生まれたことで、「子どもの健康を守るうえで、自分の健康を守ることも大切なんだ」と実感したんです。
そこから健康への関心が高まっていき、もっと免疫について学んで、たくさんの人に伝えられたらいいなと思い、資格を取りました。

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ー子どもたちに伝えるうえで、意識したことはありますか?
岸川:子どもたちに話したことは、親御さんにも伝わっていくんですよね。そんなふうに家族の中で健康や生活習慣について話す機会が増えたらうれしいです。
幼稚園では紙芝居を読むだけでなく、健康支援のためにチェックシートも配っています。30日間のカレンダーには「早寝早起き」などの課題があって、クリアできたらシールを貼っていくのですが、そうやってゲーム感覚で生活習慣を整えていけたらいいなと。実際にご家庭でどんな会話が生まれるかを想像しながら作っていくのも楽しかったです。
今後は、紙芝居を絵本にして全国の幼稚園に寄贈したり、小児科に置いてもらったりして、より多くの場所で取り組みが広まっていくようにトライしていくつもりです。

取り組みを通してさまざまな人と出会い、 輪を広げた一年
取り組みを通してさまざまな人 と出会い、輪を広げた一年

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ーKIRINではこの一年、免疫ケアの啓発活動やコーポレートCMを通してさまざまなメッセージを伝えてきましたが、振り返って感じることはありますか?
岸川:この一年、「健康」を軸にした啓発活動を進めるなかで、多くの方との出会いがありました。「私たちの健康を守ってくれている人の健康こそ守りたい」という想いから、病院のサポートをさせていただき、共感してくださる医療関係者の方々が増え、この一年でその輪がどんどん広がっていったのを実感しています。
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ー岸川さんが、特に印象に残っている取り組みはありますか?
岸川:個人的には、医療従事者の方に免疫ケア商品を提供する「免疫ケア サポートベンダー」を設置した愛和病院でのアクションが思い出深いですね。助産師や医師や看護師の方々と直接お話しすることで、私たち生活者は気づかないところで、いろいろな方々に支えられているということを実感したんです。
活動先の医療機関から新たな医療機関を紹介いただいたり、KIRINの従業員の間でも興味や参加の輪が広がっていった、とても貴重な機会でした。 -
ーいろいろな現場で啓発活動の輪を広げていく役割を果たされている相馬さんは、こういった取り組みをどう見ていますか?
相馬:私も3人の子どもを育てるなかで、助産師さんや小児科医の先生にはお世話になってきたので、母親の視点で共感するところが多くありました。命を守る人たちの健康を守るということは、自分たちの生活を守ることにもつながるんだ、と思ったんです。あらためて、免疫ケアアドバイザーという役割の重要性を実感しました。
広告だけではなく、 活動で伝えていくことが信頼につながる
広告だけではなく、活動で伝えて いくことが信頼につながる

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ー最後に、お二人が今後やっていきたいこと、連携していきたいと思うことを教えてください。
岸川:私がやりたいのは、やっぱりこういった活動を長く続けていくことですね。医療従事者の方や子どもたちへのサポートは、人生100年時代、多くの人が健やかに幸せに暮らしていくためにとても大事なこと。
KIRINは、ビールや飲料だけでなく、医薬やヘルスサイエンス事業も展開していて、医療や研究の現場ともつながりも強い。どんどん輪を広げていける強みがあるので、多様な力でお客さまの健やかな人生に貢献していきたいと思っています。
企業としてのメッセージを広告で伝えることも大切ですが、地道に活動を続けて連携し、仲間を増やしていくことにも大きな意味があると感じています。実際、従業員からも「こういったことがやりたかった」という声が上がっているんですよ。相馬:私も免疫ケアアドバイザーとしての仕事をしっかり続けていきたいと思っています。企業や病院の方々に免疫のことを知っていただき、その方々が自分の健康を振り返るきっかけをつくることが大切だと考えていて。セミナーを通じて、身近な人と免疫について話をしたり、会話が生まれるセミナーにしていきたいですね。
営業のチームでは、「マインドシェアのナンバーワンを目指そう」とよく話しているんです。「何かあったときにKIRINに相談したい」と思ってもらえるような状態をつくりたい。免疫ケアや健康支援などの地道な活動を続けていくことで、広告だけでは伝わらないKIRINの姿勢を知ってもらって、ブランドを好きになってもらえたらうれしいです。