#Interview
基礎研究は飽きることのない 探求そのもの
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よろこび挑戦の
エピソードは?米国UCSFへの研究留学ですね。入社4年目に、博士課程の頃から漠然と夢見ていた海外留学のチャンスが巡ってきました。「留学先も自力で探す」が研究所の方針だったため、コネもない状態で行き先の選定から応募資料の準備、面接対策まで、留学経験のある先輩の話を参考にしながら必死に進めた事を鮮明に記憶しています。運よく、第一希望だった医学分野で米国トップレベルのUCSFに受け入れていただき、自分の提案した研究テーマを進めています。常にネイティブとの言語の壁を痛感していますが、世界最高水準の研究力や本質的な問いを追求する姿勢に毎日刺激を受けており、企業での研究にも通じる貴重な経験になっています。
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未来に向けて
どんなよろこびを届けたい?私にとって基礎研究は、どれだけ時間をかけても飽きることのない探究そのものです。もちろん企業で研究を進める以上、事業貢献の視点は不可欠です。探求心を満たすだけでなく、その成果を形にして誰かの健康や生活に還元できることにこそ価値があると考えています。ただ私は、利益を目的に据えるのではなく、自ら面白いと信じて追求した研究が結果として新たな製品やサービスにつながる──そんな形が理想です。
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ここが変だよ
キリングループ良い意味で、営利企業らしからぬアカデミックな基礎研究の姿勢に近い部分があります。研究員一人ひとりの熱意や研究の面白さを大切にする風土があり、それが結果として質の高い研究成果につながっています。海外留学への投資はその一例で、実際に留学している自分の立場から言っても、この研究員への投資を惜しまない姿勢には本当に驚かされます。
Profile
堀 将太
基礎研究職

博士号取得後、新卒入社。その後、中央研究所の基礎研究員としてプラズマ乳酸菌の免疫賦活作用機序の解明及び花王(株)との肥満・免疫に関する共同研究を担当。入社3年目にヘルスサイエンス研究所に異動し、同テーマの研究継続・特許出願・論文執筆を進め、入社4年目から米国UCSFに研究留学し免疫学の基礎研究に従事。入社5年目。
Career Path
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- 1年目
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新卒入社/キリンホールディングス(株)
R&D本部 キリン中央研究所
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- 3年目
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キリンホールディングス(株)
ヘルスサイエンス事業本部
ヘルスサイエンス研究所
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- 4年目
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米国カリフォルニア大学
サンフランシスコ校(UCSF)留学
※所属は取材当時のものであり、現在の組織名と異なる場合があります。
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よろこび挑戦の
エピソードは?米国UCSFへの研究留学ですね。入社4年目に、博士課程の頃から漠然と夢見ていた海外留学のチャンスが巡ってきました。「留学先も自力で探す」が研究所の方針だったため、コネもない状態で行き先の選定から応募資料の準備、面接対策まで、留学経験のある先輩の話を参考にしながら必死に進めた事を鮮明に記憶しています。運よく、第一希望だった医学分野で米国トップレベルのUCSFに受け入れていただき、自分の提案した研究テーマを進めています。常にネイティブとの言語の壁を痛感していますが、世界最高水準の研究力や本質的な問いを追求する姿勢に毎日刺激を受けており、企業での研究にも通じる貴重な経験になっています。
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未来に向けて
どんなよろこびを届けたい?私にとって基礎研究は、どれだけ時間をかけても飽きることのない探究そのものです。もちろん企業で研究を進める以上、事業貢献の視点は不可欠です。探求心を満たすだけでなく、その成果を形にして誰かの健康や生活に還元できることにこそ価値があると考えています。ただ私は、利益を目的に据えるのではなく、自ら面白いと信じて追求した研究が結果として新たな製品やサービスにつながる──そんな形が理想です。
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ここが変だよ
キリングループ良い意味で、営利企業らしからぬアカデミックな基礎研究の姿勢に近い部分があります。研究員一人ひとりの熱意や研究の面白さを大切にする風土があり、それが結果として質の高い研究成果につながっています。海外留学への投資はその一例で、実際に留学している自分の立場から言っても、この研究員への投資を惜しまない姿勢には本当に驚かされます。