#Special
若手社員は何を思う? 挑戦×成長クロストーク

KIRINの未来を担う、
若手社員が語り合う
職種も異なる同期入社の2年目社員4名が、入社前に抱いていたKIRINの印象、実際に働く中で感じた挑戦や成長、そして今描くこれからのキャリアについて、等身大の言葉で語り合います。
若手ならではの視点から、KIRINで働くリアルと未来への想いが見えてくる対談企画です。
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大橋 滉喜
生産・品質保証・技術開発
- キリンビール株式会社
- 生産本部
- 横浜工場
- 醸造エネルギー担当
入社2年目。現在、ビールの中味の香味管理や新商品・リニューアル商品の対応、日々の工程管理などに取り組む。入社2年目。現在、ビールの中味の香味管理や新商品・リニューアル商品の対応、日々の工程管理などに取り組む。 -
眞家 悠
マーケティング
- キリンビバレッジ株式会社
- マーケティング部
- ブランド担当
- ヘルスサイエンスチーム
入社2年目。入社1年目でiMUSEブランドを担当。現在、プラズマ乳酸菌配合の清涼飲料ブランド「おいしい免疫ケア」の商品開発に取り組む。入社2年目。入社1年目でiMUSEブランドを担当。現在、プラズマ乳酸菌配合の清涼飲料ブランド「おいしい免疫ケア」の商品開発に取り組む。 -
鈴木 愛友
営業
- キリンビール株式会社
- 流通営業本部
- 首都圏流通第2支社第2支店
入社2年目。現在、ドラッグストア業態を担当しており、商品の提案販売戦略の立案を通じて、お得意先様の売り場づくりや売上拡大に取り組む。入社2年目。現在、ドラッグストア業態を担当しており、商品の提案販売戦略の立案を通じて、お得意先様の売り場づくりや売上拡大に取り組む。 -
野中 湧介
デジタルICT
- キリンホールディングス株式会社
- デジタルICT戦略部
- AI戦略推進チーム
入社2年目。現在、KIRINが独自に開発した対話型生成AIアプリ「Buddy AI」のPO(プロジェクトオーナー)として、生産性向上および価値創造を目的としたキリングループ全体への生成AIの利用普及に励む。入社2年目。現在、KIRINが独自に開発した対話型生成AIアプリ「Buddy AI」のPO(プロジェクトオーナー)として、生産性向上および価値創造を目的としたキリングループ全体への生成AIの利用普及に励む。
※所属は取材当時のものであり、現在の組織名と異なる場合があります。
Session 01
入社前、入社後のKIRINの印象は?
入社前、入社後の KIRINの印象は?

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鈴木
営業
私も同じく、入社前は堅実な会社というイメージでしたが、入社後は営業職ということで、若手1年目から複数の企業や売上規模の大きな取引先を一人で任せてもらえて、早いうちから挑戦できる環境に、いい意味で抱いていたイメージとのギャップを感じました。
今は、早くから責任ある仕事に携わることで、自身の成長を実感しながら働けるのが魅力だと感じています。 -
大橋
生産
私は技術系志望だったので、主にKIRINの商品に注目していたのですが、商品のリニューアルが活発に行われていて、積み重ねてきた研究力、技術力が高いという印象でした。あとはやはり、良くも悪くも堅実なイメージですかね。
実際入社してからは、1年目からひとつの商品ブランドに1から携わり、責任ある仕事に取り組めている実感が持てました。現状に満足せず、工場がより良い方向に進むにはどうしたらよいかを皆が常に考えて行動し、チャレンジできる環境もあって、そこは入社してみてわかった部分です。 -
眞家
マーケ
私の場合は、入社前にワークショップや社員座談会に参加していたので、最初から多様性のある会社だということはある程度わかっていて、入社してからもいい意味でギャップはありませんでした。新卒入社の社員だけではなく、さまざまなキャリアを積んでから中途入社している方など、全く異なるバックグラウンドを持つ社員がKIRINに集まっています。いろいろなプロジェクトも常に動いていて、毎日刺激を受けています。
Session 02
挑戦とやりがいについて

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大橋
生産
技術系は入社後、技術系研修を経て配属されるわけですが、配属後すぐに担当した仕事は『本麒麟』という主力ブランドのリニューアル製造対応でした。当然、右も左もわからない状態ですが、先輩に教えてもらいながら、実際に造ったものを飲んでみて、もっとこうした方がいいとか、毎日ちょっとずつ調整、試験を重ねて仕上げていく過程は奥が深く、やりがいがあります。 -
鈴木
営業
最初からひとつのブランドを任せてもらえたんですか? -
大橋
生産
そうですね。最初から自分がメイン担当となる商品ブランドがありましたし、それが普通のこととして任せてもらえましたね。 -
眞家
マーケ
大橋さんのおかげで美味しいビールが飲めるってことですね。 -
大橋
生産
そう言ってもらえるとうれしいですね!商品を見ればどこの工場で製造した商品か分かるので、自分の手がけた商品がお店に並び、それを手にしていただいているのを見た時は、頑張ってよかったと思いますし「もっと美味しいビールを造ろう」という力になります。そのために、日々の香味管理や試験でさらに良いモノをつくろうと心がけています。 -
眞家
マーケ
私の場合は、2、3年後に出る商品を担当させてもらっているので、毎回新しいチャレンジの連続。お客様の需要がどれくらいあるかの調査からプロジェクトを立ち上げ「それならばこのコンセプトでこういう商品を作ろう」という感じで生産部や調達部、SCM部(サプライチェーンマネジメント部)など他部署を巻き込みながら進めていくんです。
1年目はiMUSE(イミューズ:プラズマ乳酸菌を配合した飲料やサプリメントなどのブランド)を担当させていただいたのですが、世に出た時の興奮は、言葉では到底言い表せないほどでした。自分の携わった商品が周りから「おしゃれなパッケージだね」とか「買ったよ」なんていう反応をもらえると、とてもやりがいを感じます。 -
鈴木
営業
二人とも自分たちが手がけたものが世に出ているんですものね。 -
大橋
生産
そうですね。自分の仕事が形になって、商品として手に取ってもらえる感覚は、何にも代え難いよろこびです。 -
野中
デジタル
私は入社した年の1月くらいから始まったKIRINの全社員が利用可能な対話型生成AIアプリ「Buddy AI」のプロジェクトに最初から参加していて、今はPO(プロジェクトオーナー)として開発を進めています。
特に生成AIに関しては、進歩の速度がすさまじいので、最先端のものをすぐに取り入れるのではなく、しっかりと技術動向やツールの価値を見定める必要があり簡単に導入できるものではありません。ですが、キリングループの皆さんの業務を大きく変革できるものでもあり、とてもチャレンジングなことができていると思っています。 -
鈴木
営業
私の周りもほとんどの社員が使っていますよ。資料やメールの文章なんかも、あっという間に作ってくれて本当にありがたい。 -
大橋
生産
こんなシステムを同期の人が作っていたなんて驚きましたよ。普段、商品を製造している僕らはお客さまに対しての目線が強くなるけど、社員の働きやすさという目線も本当に大事ですよね。 -
野中
デジタル
ありがとうございます。今みたいに同期や先輩の皆さんとの普段会話で「すごく役に立っているよ」と直接よろこびの声を頂けた時が一番やりがいを感じます。 -
眞家
マーケ
単純な疑問なんですが、就職先として、IT系企業のエンジニアなどではなくメーカーのデジタル部門を選ばれた理由ってあるんですか? -
野中
デジタル
面接でもよく聞かれました。先ほどの話にも繋がりますが、私は大学、大学院でAI系の研究をずっとやっていて、その大半が基礎研究でした。もちろん基礎研究も大切だと思うんですが、自分としてはそこによろこびを見つけるのが難しいと感じたんです。
それで事業会社のDX部門なら直接、その会社の人の役に立てると思い、その中でも一緒に働きたいと思えたKIRINに入社した、というのが経緯です。 -
眞家
マーケ
一緒に働いている仲間のために自分の技術を活かすってことなんですね。 -
鈴木
営業
私は営業の中でも量販店やスーパーを担当しています。スーパーの棚にKIRINの商品を置いてもらうために、全国にある担当企業のバイヤーのとこへ商談に行きます。今まで取り扱っていただけなかった商品を採用いただいた時は「やった!」と思います。
商品を作ってくれたみんなの思いをお客様に届けるのが私たちの仕事。だから商品が売り場に並び、それをお客さまが手に取ってくれることが1番のやりがいです。そのためにも、商品を作った人の思いやターゲット層などをマーケティングチームから丁寧に聞き取り、その熱量をバイヤーにしっかり伝えることを大事にしています。

Session 03
成長を感じる瞬間は?

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鈴木
営業
バイヤーからの質問って、バイヤー視点で商品をちゃんと知っていてこその質問内容なので、最初の頃は知識が浅く「すみません、わからないので持ち帰ります」っていうことが多かったです。今では、いろいろなブランドや商品のこともわかるようになり、バイヤーに合わせた回答ができるようになってきたことは、成長したなって感じます。プレゼンや商談の時にお話が上手だねって褒めていただけたことがあって、入社した頃に比べるとだいぶ会話力が身についたと思います。
学生の頃から人とのコミュニケーションは得意な方だと思っていましたが、入社直後の研修の時に商談のロールプレイをした時、一方的な提案ばかりになってしまって会話にならなかったんです。でもバイヤーとやり取りを重ねるうちに、相手がどういう情報を欲しがっているのか、反応を見ながら話せるようになりました。一方的な提案から「商談」としての会話ができるようになったのが成長かなと思っています。 -
大橋
生産
どうやってその技術が身についたんですか。 -
鈴木
営業
営業部門ではよく、まねて学ぶという意味で「マネマナ」って言うんですが、商談に同行してくれるリーダーや先輩の答え方を見て盗むことで自分のものにしていきましたね。あとはマーケティングチームが作ってくれているQ&Aがあって、商品に関して想定される質問を商談前に頭に入れてから行くことで、だんだんとできるようになりました。
あとは1年目で複数の企業を担当できたことで、多分ほかの同期より圧倒的に商談の回数が多かったと思うんです。それこそ月に10回くらい商談に行っていましたので、場数を踏めたことは恵まれていたと思います。 -
眞家
マーケ
努力と場数、納得です。 -
大橋
生産
工場は、製造している中で予期せぬトラブルが発生することもあって。最初は知識もなく何がどうなっているかもわからない間に先輩が状況を把握した上で対応策を考えて解決してくれているような状態でした。これではダメだと思い、設備に詳しい現場のオペレーターの方々に話を聞きに行ったり、実際に調子が悪かった設備や配管を現場で1個1個確認しながら勉強したりしました。
そんな感じで地道に学びながら経験を重ねていくうちに、ある程度どういう事象が起こっていて、まず何をすべきか、どこに影響があるからどう解決に持っていくか、みたいな筋書きが今はできるようになったかなと思います。最近は、自分が中心となって解決への手立てを考え、それを実行に移せるようになったと感じますし、それによって工場がより良い姿に進んだ時は、また一歩成長できたと実感します。 -
眞家
マーケ
私の場合、最初の頃は商品のコンセプトを考える会議などでリーダーからその商品を買ってくれるのはどんなお客様だと思うか聞かれても答えられませんでした。でも今はお客様の調査データの引き出しが自分の中に増えたことで「こういうデータがあるから、こんなお客様が買ってくれる」と根拠のある一歩踏み込んだ仮説を立てられるようになりました。
あと、チームメンバーや他部署の方とコミュニケーションを取りながら、商品開発に向けて協力いただけた時には成長を感じますね。まだまだ先輩方と比べると周りを巻き込む力が弱いと感じることも多いですが、フィードバックで「良かったよ!」と言っていただける機会もあり、そのたびに自信につながっています。 -
野中
デジタル
私は任される範囲が広くなってきたと思う瞬間に成長を感じます。まだ2年目ではありますが、さまざまな業務を通じて、主体的にプロジェクトを推進させるためにはどこの誰を巻き込みながら、どのような視点で進めていけばよいのかをだんだんと理解できてきました。
普段は目の前の業務に無我夢中で取り組んでいるので意識していませんが、任せてくれる範囲が広がったということは、視野と視座のレベルが上がったとリーダーが思ってくれているということ。それをリーダーが感じ取ってくれているから、いろいろな仕事や判断を任せてくれるのかなと思います。最近ではリーダーや先輩方と対等に議論できる立場になってきたことが成長しているのかなと感じます。 -
鈴木
営業
確かにそうですよね。ちゃんと意見できるようになったという時点で、自分の考えを持っているということですもんね。
Session 04
KIRINでこれから挑戦していきたいこと
KIRINでこれから 挑戦していきたいこと

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鈴木
営業
ひと言で言うと、飲む人、飲まない人、飲める人、飲めない人、誰もが一緒に楽しめる空間作りに貢献したいです。というのも居酒屋さんなどで、一杯目はビールという文化があって、お酒が苦手な人、健康を気にしている人、明日予定があって飲めない人が、なんとなく肩身の狭い思いをしている風潮がまだありますよね。そういう人もノンアルや低アルコールの商品があれば選択肢が増えて、みんなと一緒に楽しめると思うんです。
今、量販営業をやっているんですが、いつか営業のプロフェッショナルになって、「鈴木さんが言うならその商品置いてみます」と言ってもらえるレベルまで行きたい。KIRINの商品で人々を笑顔にしたいと思っています。 -
大橋
生産
私は最初の頃と今やりたいことが変わってきたかなと思います。入社前はどちらかというと新商品の開発をしてみたいと思っていましたが、今はどちらかというと製造現場の最適化を進めたいという気持ちが強いです。
当たり前のことですが、トラブルが起きるとビールが造れない。ビールが造れないと求めてくださるお客様に届けられない。だからこそ、働きやすい環境を作ることでトラブルも減らして、お客様にずっと同じペースで出荷できる、というのが理想かなと思うようになったんです。
また新商品にチャレンジしたいと思う時も来るかもしれませんが、今やりたいことをできる環境がありがたいなと思います。 -
野中
デジタル
ほかの業務や職種にチャレンジしたいと思うこともあります? -
大橋
生産
それもありますね。例えばマーケティングにも興味はあります。今ちょうど中途で入社された方が工場でいるんですが、そういう人って違う視点を持っていて自分が思いつかなかったことに気づいてくれるんです。同じところだけにずっといるとどうしても固定概念に囚われてしまうので、そういう意味で違う業務や職種も経験したいかなと思います。
うちの会社の場合、同じ職種の中でも多様な業務に携わったり、違う職種を経験できる環境や制度もあるのでそういうタイミングが来たら、どんどん挑戦したいなと思っています。 -
眞家
マーケ
私は入社前の面接で「誰かの思い出に残る商品に携わりたい」という話をしていました。というのも、自分にも見るだけで学生時代の仲間との思い出がよみがえる商品があるんです。だからこそ、一人一人の思い出のシーンを彩れる商品を自分もつくりたいと思ってKIRINに入社しました。
当初はそれができるのは酒類に携わることなのかなと勝手に思っていたのですが、清涼飲料部門の配属になってから、飲料こそ仕事や部活中、レジャーなど状況や場所を限定せず人の日常に入り込める商品だと気づきました。
今担当しているプラズマ乳酸菌を配合した飲料は、まだまだ冬の健康対策に飲むものというイメージが強いと思うのでもっとお客さまの日常に浸透した商品に成長させていきたいです。元々、清涼飲料部門への配属は希望していなかったけれど、今はここに配属されたことが運命と感じるくらい面白くなってきています。将来は自分が担当した商材が、誰かの思い出に寄り添えていたらいいなと思います。 -
鈴木
営業
記憶に残る飲料って素敵な考え方ですね。 -
野中
デジタル
自分が入社したときの決め手は社員の魅力で、KIRINって本当に一緒に働きたいと思える人たちがたくさんいる会社だと思うんですね。だから、その人たちが最大限の魅力を発揮するために、デジタル技術を最大限に利用できる環境をつくることが我々の1番の仕事じゃないかなと思っています。
そうなってくると、日本はまだデジタルに関して言うと視野が狭いというか遅れているので、もっと広い視野でちゃんとKIRINの中で使えるシステムにしたい。最先端技術はみんなが使えるようになって初めて意味をなすと思うんです。
でもそのためにはある程度その弾み、真ん中に入る人が必要だと思っていて、自分はそこになりたい。最先端の技術を即時反映させて、みんなに使ってもらって、みんなの仕事が業務効率化すれば、みんなの魅力を引き出せる。そうしたらKIRIN全体がもう少しバリューアップするんじゃないかなと思っています。そのためにももっとグローバルに視野を向け、より広く見ていきたいなと思います。 -
鈴木
営業
素晴らしい!わたしたちの夢を支えて、可能性を引き出してくれている感じがして、心強いです。

野中
デジタル
でも今、私の所属するデジタルICT戦略部は、新しいことをどんどんしていく部署で、若手にもすごくいろいろなことに挑戦させてくれます。会社全体としても個々人の挑戦に対してサポートをどんどん手厚くしていっているなというのを実感しているので、入社前と入社後のイメージは180度変わったと言っても過言ではありません。